テロメア

ゲノムDNAは2本鎖から成る2重らせん構造をして
いるのは知っていると思いますが、2本のらせん部分
の内側ではアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)
チミン(T)という塩基が向かい合い、アデニンはチミン
と、シトシンはグアニンと結合し、塩基対を作ります。
ゲノムDNAの末端にあるのがテロメアです。テロメア
はヒト細胞1個あたり92存在します。ただし、細胞分裂
を起こしDNAの複製をする度に短縮をしていきます。
テロメアの事を「分裂時計」とも言います。テロメアが短
縮し細胞が分裂出来なくなれば、当然、老化と言う現
象が待ち受けています。ヒトの通常の体細胞は分裂
回数に限りのある有限分裂寿命細胞なのです。ただ、
生殖細胞は、分裂を繰り返してもテロメアDNAが短縮
しない無限分裂寿命細胞なのです。当たり前の事で
すよね。お腹の中の子は10月10日位で細胞数60
兆個の細胞を持つ、赤ちゃんに成ります。ここまでは、
テロメナーゼと言う酵素のおかげで、テロメアは短縮
しません。しかし、外界に出る頃には有限分裂寿命細
胞と成ります。一般的には50~70回分裂するとテロメ
アが短縮し、もはや細胞分裂が出来なく成ります。
次回は癌とテロメナーゼ

                        Dr.K

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